試験・セミナー情報

【セミナーレポート】『テクニカルテーピングセミナーに参加して』
生活テーピングコーディネーター会員:山田幸一(理学療法士)

2012年の夏に大阪で基礎編、そして秋には応用編のテクニカルテーピングセミナー(医療従事者向け)を受講させていただきました。この2回のセミナーで得たものをみなさんにお伝えする機会をいただきましたので、率直な感想をまじえてレポートさせていただきます。

テーピング1 まず、6月30日、7月1日と2日間にわたって開催されました基礎編では、1日目の前半に齋藤隆正先生からテーピングの特性や注意事項を細かく教えていただきました。冒頭でキネシオロジーテープによる生活テーピングは、テーピングの伸びる特性と縮む特性をうまく使うことによって痛みの軽減を図るとともに、より機能的な動作に則した形で貼ることで生活動作やスポーツ動作を心地よく行うことのできるテーピング方法であるというお話がありました。実際に貼ってみると、この心地よく感じることのできるテーピングというのは、ただ単に関節の動きを止めたり、筋肉に沿って貼るだけのテープとは違い、その心地よさが脳にも届いて、余計な制限や緊張を和らげてくれるような感じがしました。
また、キネシオロジーテープを貼るときの注意事項として、かぶれをいかに防止するかが大切になるため、「テープを急に曲げず、できるだけなだらかなカーブで貼る。または、直線に近い形にして貼る。テープの端は浮かせておいて、最後に置くようにして貼る。」といったかぶれ防止のテクニックを実践していただきました。

1日目の後半には山崎貴嶺先生による触察法の講義があり、足関節外側靭帯(前距腓靭帯)や膝内側側副靭帯の触察などをマーキング等でわかりやすくご指導いただき、どの方向でどれぐらいのテンションがかかるのかを実践させていただきました。テーピングを行う際により効果的に貼るためには正しい触察が大切であることがわかりました。今回このような講義をいただいたことで、触察によって人の身体をみるイメージ力をテーピングにもしっかり生かしていきたいと感じました。
基礎編2日目の松井知之先生の講義と実技は、動画で紹介していただいた運動機能不全を起こしている実際の症例について、グループに分けてディスカッションし、効果的なテーピング方法を発表するというものでした。5つのグループで実際にテープを巻いて発表する形でしたが、5つともがそれぞれ違うテーピング方法になり、お互いに何を意図して機能改善を狙ったかを知ることができ、大変興味深かったです。後半は齋藤先生の実技指導があり、多くの部位、多くの疾患に対するキネシオロジーテープを使ったテーピングテクニックを伝授していただき、満腹大満足の一日となりました。

テーピング2 秋に開催されました応用編では、松井先生が基礎編と同じような形で症例ビデオをみて受講者がそれぞれのテーピング方法を発表し、ディスカッションしました。ランジ動作を行わせて膝が内側に入ったり、足首がぐらついたり、体幹が崩れたりと動作バランスが悪いものをテーピングでどう改善できるのかを討論しました。このようなケーススタディを通して感じたことは、痛みの出る関節の動きを適度に制限することも大切ですが、全身的な運動機能の改善を誘導するという考えのもとにテーピングをすることで、結果的に痛みも軽減されるという方が身体にもやさしいのではないかということです。

この日はさらに齋藤先生が、テーピングの秘技を余すところなく披露してくださいました。秘技ですので、ここでは内容については割愛させていただきますが、齋藤先生のテーピングに対するあくなき探究心に触れることができ、それは、スポーツ選手や患者さんに少しでも楽になってもらいたいという情熱の表れであると感じました。

全体を通して感じたことは、今回のテクニカルテーピングセミナーが大変実践的であるということです。その人をしっかりみて、評価して、判断して、テーピングすることの大切さを実感しました。また、応用編では本当に高いレベルの効果的なテーピング技術を学ぶことができました。今回講師をしていただきました、齋藤先生、松井先生、山崎先生に厚く御礼を申し上げるとともに、このセミナーを企画してくださいましたJREC日本リフレクソロジスト認定機構に深く感謝いたします。また次回のセミナーを楽しみにしております。

2013年度開催セミナー<基礎編から応用編へ>

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