「薬膳」と聞いたとき、皆さんはどんなものを想像しますか?
・中国の伝統料理
・東洋医学の考え方が入っている
・薬くさい気がする
・身体に良いけどちょっと難しそう
などなど・・・・
そうですね。
今までの「薬膳」には、そんなイメージがつきものでした。
中医学や漢方といった漢字だらけの難しい専門用語が並び、中華食材や漢方薬の種類、成分や滋養を覚えていかなければならない。
身体には良いかもしれないが、料理としてはあまり魅力的に思えない、といったマイナスイメージもありました。
でも、本来の食事とは毎日を健康に過ごすための最も基本なこと。言い換えれば当たり前のことですね。そして毎日であればこそ、やっぱり身体に良いもの、良い食べ方をしたいと思うことも自然な気持ちです。
その食事が、面倒くさかったり不味そうなものだったらガッカリですね。
「薬膳」も、美味しくて身体によいを目指さなければいけません。
わかりやすく学びやすい「薬膳」
それをとことんまで追求したのが、竹田あやこ先生に作っていただいたJRECの「くらし薬膳」です。
テキストの中には、確かに東洋医学に基づく漢字の専門用語がいくつも出てきますが、でもそれを知らないと薬膳が作れないのではありません。
逆転の発想で、普段皆さんが使っている食材、食べているお料理にはどんな効能があるかを知り、毎日の食事そのものを「薬膳」に変えてしまおうという講座です。
おいしい、は「美しい味」と書きます。味に美しさを求めるとともに、食べた人が美しくなれる料理こそが「薬膳」ともいえるでしょう。
気取らず、難しく考えず、美味しく食べて、楽しんで身体の中からキレイと健康を手に入れましょう。