会員の活動【くらし薬膳】
加藤 京子さん(北海道)くらし薬膳マネージャー
くらしの中に身近な薬膳 ~私と薬膳の出会いと、これから~
私は看護師として仕事をしています。仕事では多くの方と接していますが、スタッフの健康・患者様や家族の健康と体に関し考える機会も多い日々の中で、「肩が凝る・頭が痛い・腰が痛い・足がむくむ・便秘がある」など耳にする事が多いです。そして誰もが経験する事が少しでも楽になれたら・・・と思う様になりました。
既に薬膳の事は雑誌やTVで知る機会はありましたが 、手の届かない事・どこで学べるのか?など気になるものの、身近な事とは考えていず、抵抗を感じていました。JRECから話を頂いたときはまずチャンスを貰ったと思い、一歩進んでみることにしました。
遠方であり自宅で学び・自宅での試験だった為、気が付けばプランナー・マネージャーと進みましたが、自分のものにはなっていませんでした。そこでJRECから薬膳ブラッシュアップセミナーがある事を教えて頂き、申し込みをしました。
薬膳での食事の考え方は私の求めていたものでしたが、うまく弁証出来ていず難しく考えていました。しかしセミナーに参加して私の薬膳に対する進むべき道が解った気がして、目の前が明るくなりました。 セミナーでは、薬膳は体の中から改善していくことを目的とし、健康な体を作っていくための食べ物は重要であること。その為どのように乱れているか身体のサインをみて食べ物を選ぶことや、季節による食材の選び方について学びました。 気・血・水のバランスは重要で必要な量がきちんと運ばれていないと症状としてサインが出ます。そのサインをキャッチして「寒・熱」「気・血・水」「肝・心・脾・肺・腎」のタイプに分類するこの弁証について特に解りやすく理解する事が出来ました。 身近な食材を使うことも、グループで弁証する事で、考え方が間違っていなかった事の確認やこんなにたくさんの食材を使うんだ・・と思うことも出来ました。まず簡単に薬膳をとれるのがスープと教えて頂いた時は、ニコリと微笑んでしまいました。これなら出来ると実感したからです。
これからもセミナーには機会があれば参加したいと思いました。 弁償の機会は難しい為、普段の食事のメニューが「寒性・涼性・平性・温性・熱性」のどの分類に当てはまるのか?視てみました。意外にも平性の他は温性の物を食べている事が解りましたが、寒性も気が付かないうちに食べていて、五性分類表も楽しく見ることが出来るようになり、時間はあれば分類するようになりました。 今は、仕事があり弁証の機会は少ないですが、充電期間と思いさらに知識・経験を積み重ねていこうと思います。
薬膳を楽しく学ばせて頂いた講師の竹田あやこ先生、有難うございました。これからも沢山学びを深めたいと思います。
(JREC会報誌 Holos No.54 より抜粋)